５月１日・ 園田競馬場では、兵庫・春の大一番「兵庫大賞典」が行われました。４連勝中のハッコーディオス、佐賀の西日本アラブ大賞典を優勝したワシュウジョージ、昨年の覇者トライバルサンダー、新春賞の覇者サンバコール等々、実に豪華な顔ぶれとなりました。この「頂上決戦」を見事制したのは、やはり日本一の貫禄か、ワシュウジョージでした。ハッコーディオスもがんばったようですが、１馬身半差の２着。続いてトライバルサンダー、マノノトップガン、サンバコールと続きました。、昨年の二冠馬タカライデンも出走していましたが、これは６着でした。全国交流、西日本交流につづいて兵庫の頂点を決める戦いにも勝利、やはりワシュウジョージは強かった、と言わざるを得ないでしょう。・ 名古屋競馬場では、ＳＰ１レース・アラブ王冠のトライアルとなる３歳重賞「アラブカップ」が行なわれました。笠松からの参戦はなく愛知勢のみ１２頭で争われましたが、レースを制したのは７戦５勝２着２回と連対率パーフェクトのエムエスファントムでした。２着のドラゴンツバサとは半馬身差で、前走同様成績を見る限りは多少不満が残る成績ですが、とりあえずタイトルはモノにできました。なお、エムエスファントムは２月のオグリオー記念でツルギベンサーと対戦しており、大差の２着と完敗しています。ダービーに出走するとして、どこまで差を縮められるかが注目でしょう。 ５月２日・ 上山競馬場でも２歳戦が始まりました。今年最初の２歳戦は、距離８００ｍ５頭立て。勝ったのは２番人気のブルーパーク（ヘイセイパウエル産駒）。勝ち時計は５１秒７、２着とは５馬身差という結果でした。なお、１番人気のワタリミサイル（ナイスフレンド産駒）は２着でした。・ 佐賀競馬場で行なわれた「ヒバリ特別」(Ｂ１Ｂ２）は３歳馬のワンツーフィニッシュ。シロイポルシェが１着で、３／４馬身差で「はがくれ賞」優勝馬のハカタカッサイが２着入線しました。両馬とも３歳のトップクラスの実力馬ですが、この後の九州３歳戦線もこの２頭が引っ張っていくんでしょうか？もっとも、荒尾勢も強そうなのがいますけどね。 ５月４日・ 金沢競馬場では古馬の重賞「黒百合賞スポーツニッポン杯」が行なわれました。シーズン開幕緒戦を快勝、今年も絶好調かと思われたイセイチフブキが６着とまさかの敗退。制したのはエステイヒーロー、４歳トップクラスではあるものの（昨年のアラブ大賞典、僅差の２着）オープンではそこそこ、という感じがしていた馬でした。もちろんこれが初重賞制覇。１馬身半差の２着は、兵庫から転入ご２連勝中、ダイリンフラワに初めて土をつけた馬でもあるベストイチが入線。条件級重賞２連勝の後、前走でベストイチの２着に敗れたサンエスジュニアが３着でした。なお、イセイチフブキ以外にも、名だたる重賞ウイナーは揃って敗退し、ツルギネオン４着、アサカタイショウ７着、マルイシヒーロー８着、ビソウウエスタンに至ってはしんがり負けと散々な結果となりました。また昨年の３歳チャンピオン・トライバルリーフは５着でした。６月の全国交流・セイユウ賞を前に、金沢古馬戦線は少々混戦気味になってきました。・ 福山競馬場では「新緑特別」(Ａ１)が行なわれました。距離が１８００ｍと、今月２７日のタマツバキ記念と同じ舞台である事から、ミスターカミサマにとってはここで距離への不安を払拭したいところでしたが・・・残念ながら不安は逆に増大する結果となりました。１番人気のミスターカミサマは、前とはコンマ５秒差の３着。１，２着は接戦で、ハナ差でセブンアトムが勝ちました。２着は福山桜花賞３着のヨシユキトップで、両馬とも条件戦を勝ち上がってきた昇り馬でした。 ・ 高知競馬場では「ソフトウェア特別」(Ａ級)が行なわれ、南国桜花賞馬・サウンドマスターがスマノガッサンを２馬身半差下して、前走・春の大祭特別３着の雪辱を果たしました。他で気になる馬の結果としては、デルタフォースが４着、チュウオーロッサが８着となっています。チュウオーロッサは一時の強さがウソのように不振が続いているのですが、復活の日は来るのでしょうか。 ・ 荒尾競馬場では「球磨川カップ」(Ａ１Ａ２)が行なわれ、２連勝中のシルバーハヤカゼが逃げ切って３連勝としました。Ａ１戦ではさすがに苦戦かと危惧していたのですが、心配は杞憂に終わったようです。なお半馬身差で２着はモナクホクト、離れてオスズリキオーが３着でした。ようやくＡ１に返り咲いたシルバーハヤカゼ、今回は一線級が抜けていたとは言え、よくやりました。 ５月５日・ 名古屋競馬場では、年２回行なわれる当地最大の古馬重賞「名古屋杯」、春の競走が行なわれました。メンバー的に、４月のアラブチャンピオン賞、トライアルのクリスタルカップとほぼ同じ内容で、この２競走を共に圧勝しているクラボクモンが、やはり当然というべきか捲り一発で重賞３連勝を達成しました。もっとも、直線は結構接戦で、逃げたマルカシード、ケイエスマジック、ドリームボールらが懸命に抵抗し、白熱した戦いとなりましたが、最後はクラボクモンが１馬身差をつけて先着。着差以上に強い内容のレースでした。なお、詳しくは後日「レースレポート」でお伝えします。・ 福山競馬場では３歳の重賞「福山ダービー」が行われました。例年、このレースの優勝馬が園田の楠賞へ出走しており、今年の代表馬を占う一戦でありました。重賞２勝のフジナミスペシャルと８戦６勝複勝率１００％のサンアイスペシャルが人気しましたが、勝ったのは第３の馬・「煮え切らない」という評価が定着しつつあったユノワンサイドでした。この馬も複勝率１００％なのですが、近頃は２着、３着が多かっただけに勝つまではどうかと思っていたのですが、サンアイスペシャルの番手から抜け出して２馬身差の快勝で、見事突き抜けました。勝ちきれなかったものの、大負けする事もなかったユノワンサイド、実力はあるはずなので、楠賞でも健闘してくれると良いのですが。 ・ 高知競馬場では３歳三冠の第一関門「マンペイ記念」が行われました。昨年の銀の鞍賞を制したプレシャスボーイが３歳では比較的抜けていただけに、この馬で１冠目も決まりかと思っていたのですが、レースは少々意外な結果となりました。優勝はＴＲ２着のチュウオーブラック、プレシャスボーイはクビ差の２着に終わりました。３着にはＴＲ勝ち馬のチュウオーパールが入線しています。まさかの敗北を喫したプレシャスボーイ、この後の南国優駿での巻き返しを期待したいところです。 ・ 益田競馬場では、春の３歳チャンピオンを決める「益田さつき賞」(特別）が行なわれました。当地３歳馬では最多の１２勝を挙げているデラウェアーに期待が集まりましたが、なんとデラウェアーは６着敗退。昨年の２歳補助馬重賞「若鮎特別」の優勝馬シェリーラインも４着止まり。前は２頭接戦となり、前走Ｂ級戦３着のハグロテイオーがアトミックダンサーをハナ差下して勝ちました。人気どころ総崩れで、益田３歳戦線はこれで一転、混戦模様となりました。 ５月６日・ 佐賀競馬場では九州交流の古馬重賞「九州アラブ王冠賞」が行なわれました。ただ、九州交流とは言うものの荒尾からは１頭だけ（しかもＡ２の馬）出てきただけで、後は全部佐賀の馬というメンバー。条件馬と荒尾の馬を除けば、トライアルの玄海灘特別の再戦的なレースとなりましたが、圧倒的人気となった昨年の優勝馬・トチノグレイスが人気に応え、３コーナーで早め先頭に立つとそのまま押し切って連覇を達成しました。２着は２番人気のキングダイオーが入り、人気サイドの決着となりました。・ 益田競馬場で行われた「白鳥特別」(Ａ級)は、サチエノグロリーが早め先頭に立ち、そのまま後続の追撃を振り切り１着。Ａ級戦を３連勝と好調だったニホンカイマリノはハナを切ったものの１コーナーでサチエノグロリーに抜かれるとズルズル下がり、結局５着に敗れました。追い込みタイプのマリノが、なぜ今日に限ってハナを切ったのかがちょっと不可解ですね。 ５月１０日・ 名古屋競馬場で行われた「かに座特別」(Ａ級３組)は、元・上山で、愛知転入後は負け無しのセトノランボーが、ここも圧倒的人気に応えて勝ち、これで転入以来８連勝としました。２着は半馬身差でゴールドランプでした。ちなみにゴールドランプは逃げてしぶとく、この辺りの条件戦でずっと好走しているお馬さんです。セトノランボー、オープンが近づいてきましたが、兄・ローテーションとの対決もそう遠くないかもしれません。５月１１日・ 名古屋競馬場で行われた「新緑特別」(Ａ級２組)に、２月の開設記念以来久々にマリンレオが登場。名古屋杯４着のドリームボールに４馬身差をつけて完勝しました。強さは健在ですね。一方、名古屋杯をスキップしてここに登場したイケノエメラルドは、負傷療養中の戸部騎手に代わって内沢騎手が手綱を取りましたが、５着に終わりました。夏にはまた重賞がありますので、それまでに何とか立ち直ってほしいのですが・・・。５月１３日・ 益田競馬場で行われたＡ級戦は、前走イッテンヨカイチに敗れたグリーンマスクが逆転、イッテンヨカイチに１馬身半差をつけて勝ちました。グリーンマスク、益田移籍後は実に堅実な成績が続いていますね。一方、中津の小田部騎手が本日益田で騎乗。このレースにもニシケンセイホーに騎乗しましたが、残念ながら５着に終わりました。５月１４日・ 上山競馬場で行なわれた「おうし座特別」(Ａ１)はマルハチフレンドとカミノマルーエースの一騎打ちでしたが、今回はマルハチフレンドがカミノマルーエースに５馬身差をつけて完勝しました。今日のレースは２頭のためだけのようなもので、実は単勝式の１６０円が最高配当というとんでもなくガチガチな結果となりました。ちなみにマルハチフレンドは今シーズン開幕後、２連勝となりました。・ 金沢競馬場で行われた「エメラルド特別」(Ａ級１組)は、黒百合賞３着のサンエスジュニアを抑えて、同レース５着だった昨年の３サイチャンピオン・トライバルリーフが２馬身半差をつけて勝ちました。元高崎のカズタカショウグンは４着、ビソウウエスタンは今回二線級メインのメンバー構成だったにも関わらず８着と惨敗しています。ビソウウエスタンはもう少し走っても良さそうなものなのですが・・・ ５月１５日・ 上山競馬場で行われた２歳Ａ１戦は、前走の今年最初の２歳戦のメンバー５頭に、デビュー戦の３頭を加えた８頭で争われました。レースを制したのは前回の２歳Ａ１戦に続きブルーパークで、デビュー馬のヤマノコナンに２馬身差をつけて２連勝としました。上山２歳戦はまだまだ始まったばかりです。・ 金沢競馬場では「選抜特別・アラブ優駿」(３歳)が行なわれました。”アラブ優駿”とは言うものの、これが３歳チャンピオンを決める闘いという訳ではありません。なぜならこのレースはＢ級以下格付けの馬しか出られないからです。よってダイリンフラワは意思に関係なく出走不可。代わりにチョウヨープリンス、アサヒステイタスといった２番手以下の馬が顔を揃えました。しかし、この２頭は共に連対を果たせず、勝ったのは１２月２４日のガーネット特別でチョウヨープリンスを破っているユキノキングでした。２着はアラブ３歳優駿５着（と言っても、前がぶっ千切っていたので全然目立たなかったのですが）のモトケンホマレが入っています。金沢３歳は１頭強い馬がいますが、それ以外は横並びといった様子です。 ・ 園田競馬場では３歳のオープン特別が行なわれ、フクパーク記念のクールテツオー抜き、みたいなレースとなりました。フクパーク記念２着のソレユケイチマツを、福姫交流優勝（フクパーク記念は３着)のボールドヒリュウがクビ差制して勝ちました。３着にはジョージサンキュウ（同４着)が入り、こちらも２位争いは激しいように見受けられます。 ５月１６日・速報・ 笠松競馬場で行われた、３歳の重賞「アラブダービー」は、３歳チャンピオンにして９戦８勝の強豪、ツルギベンサーが圧倒的人気となりました。レースは、ツルギベンサーがいつもどおり逃げたのですが、今回は愛知のエムエスファントムに４角で捕まり後退。エムエスファントムがツルギベンサーを７馬身ちぎって圧勝しました。なお、詳細は後日レースレポートでお伝えします。５月１６日・その他のレース・ 園田競馬場で行われた「スプリングカップ」(Ｓ１・指定特別)は、下級条件から連勝を重ねてきた４歳馬スカイハイリーが、昨年の３歳二冠馬・タカライデンを破って勝ちました。指定特別もあっさりと勝ってしまったスカイハイリー、その上昇振りには目を見張ります。この分だと、重賞制覇も夢ではないかもしれません。なお、２着のタカライデンから離されること５馬身、ケイエスヨシゼンが入線しています。この馬もだいぶ歳をとりましたが、若い馬に混じってまだまだ頑張っています。５月１８日・ 笠松競馬場で行われた「東海グローリ」(Ａ級１組以下)に、２７日の福山・全日本タマツバキ記念アラブ大賞典の代表馬に選ばれたホーエチャンピオンが登場。今回は病気のため騎乗できない安藤勝己騎手に代わり、兄の光彰騎手が騎乗しました。福山の事を考えると、ここはすんなり勝ってほしいところでしたが、レースは混戦となり、最後は前４頭が固まっての入線。ホーエチャンピオンは番手抜け出したシャロンビクターを捕らえる事ができず２着に終わりました。今日のメンバーは転入緒戦の前走・花吹雪争覇と大差なく、前走の事を考えると今日はちょっとふがいない気もします。もっとも、前は１８００、今回はマイル戦でしたので、少々短かったのかもしれませんね。さらに意外だったのはイワノヒットキングが６着惨敗した事。今までオープンでは堅実に走りつづけてきたのに、今日は惨敗。どうしたのでしょう。５月１９日・ 荒尾競馬場でも２歳戦が始まりました。６頭立て８００ｍで行なわれた２歳戦でしたが、勝ったのはメンバー中唯一の牝馬、テツコマサンサンでした。タイムは５２秒６、２着とは１馬身差でした。テツコマサンサンは、父：ホーエイヒロボーイ、母：デーエスマルケンという血統、あまり人気していなかったようで単勝は３０９０円の配当でした。・ 佐賀競馬場で行われた「日向灘特別」(Ａ１〜２)は、九州アラブ王冠賞３着だったミスターナタリーが人気に応え、２着に３馬身差をつけて快勝しました。２着は九州アラブ王冠賞５着のフブキベル（実は笠松でアラブダービー勝ってたり）、最近惨敗続きで人気を落としていたスマノハピネスが４着に入線しました。ミスターナタリーは４歳ですが、佐賀４歳と言えばトップのシュメイヒーローが福山へ行ってしまいましたので、４歳を代表する馬としてこれからも好走してほしいものです。 ５月２０日・ 福山競馬場で行われた「広島県酪農業協同組合長杯青葉賞」(Ｂ２以下)は、元・益田のノア（昨年夏の日本海特別馬）が前走敗れたチュウオーマックスに半馬身差をつけて借りを返しました。ノアの今日の鞍上は、こちらも昔は益田で活躍しておられた岡崎準騎手。個人的にはうれしいコンビですね。・ 同じく福山から。「五月晴れ特別」(Ｂ２Ｂ３)に、福山ダービー３着だったフジナミスペシャルが登場。今日は中団からの競馬となったフジナミスペシャルでしたが、伸びて来れず５着止まりでした。しかし、昨年「幻のダービー馬」と呼ばれたイクノシンプウに先着している辺りはポイント高いです。もっとも、２着には昨年のダービー馬・アレクシアが入っているのですが(^^;。ちなみに勝ったのは１番人気のダイアンヒット、逃げ切りでした。なお、ダイアンヒットは前走兵庫からの移籍緒戦を勝ち、今回で２連勝としました。 ・ 荒尾競馬場で行われたＢ２戦に、「らくのうマザーズ特別」で競走を中止したシビノマルス(３歳)が登場。今回は早め番手から抜け出して、５馬身の圧勝でした。ところで、荒尾と言えばコウザンシンオーはどこへいったんでしょ？ ５月２４日・ 道営競馬開催中の札幌競馬場では、「あじさい特別」(Ａ３−１組)が行なわれ、今シーズン緒戦を快勝、昨年の重賞戦線でも勝つまではいかなかったものの好走したコバツーペガサスが、人気に応えて快勝しました。２着は古豪マサルテンボシ、着差１馬身半でした。コバツーペガサスはこれで開幕二連勝、イケノエメラルド、ホーエチャンピオンが東海へ移った現在、道営のアラブ戦はこの馬を中心に回っていきそうな気配です。なお、２着とは５馬身と離れていますが、３着には昨年の楠賞にも遠征したミチノクセンプー、４着には栃木から転入後好走を続けているホーエイギャルと、４歳牝馬２頭が低人気ながら上位入線を果たしています。そして３歳ながら出走してきたフェータルホースは、やはりというか離れて９着と惨敗しました。・ 園田競馬場ではＳ１（オープン）の特別戦が行なわれました。６頭立てと寂しいレースになりましたが、サンバコールが圧倒的人気に応えて勝ちました。しかし、このところオープンでは冴えない成績が続いていた、ニシノハクリュウ（９９年姫山菊花賞を勝ち、昨年６月に短い生涯を終えた）の妹・ニシノリュウジンが激走、サンバコールをクビ差まで追い詰めています。 ５月２５日・ 名古屋競馬場で行われた「初夏特別」(Ａ級条件級)は、上山からの転入後負け無しで、連勝を続けているセトノランボーがここも快勝。転入後これで１０連勝としました。セトノランボーは、道中は好位追走、４角で前を行く２頭を捕えて堂々先頭このまま快勝かと思いきや、４角４番手のゴールドランプが追い込み、最後は３／４馬身差までセトノランボーを追い詰めました。それにしても、ゴールドランプって先行粘りこみタイプだという記憶があるのですが、実況聞く限り直線でいい脚を使ったようなのです。意外でした。５月２６日・ 荒尾競馬場では、九州交流重賞の九州アラブグランプリへのステップレース「メイカップ」が行なわれました。ここに強力な転入馬が２頭も登場。１頭は元兵庫、昨年１０月の園田・タマツバキ記念では惜しい２着だったシャインマンリー。もう１頭は中津を代表するアラブ・ツキノコルドバ（Ｒレポート・中津のガーネット特別参照）。レースはやはり全国交流２着の実績馬、シャインマンリーが人気に応え、モナクホクトに１馬身の差をつけて、転入緒戦を勝利で飾りました。一方、ツキノコルドバは５着。また、このところ連勝を続けていたシルバーハヤカゼは３着に敗れて連勝がストップしました。ま、相手が悪かったといえばそれまでなのですが。それにしても、荒尾はどんどん層が厚くなっていきますね。シャインマンリー、今からメグミダイオーとの対決が楽しみですね。あと、ツキノコルドバは、フツロサンサン（元中津で、昨年のガーネット特別は益田・ニホンカイプリウスの２着）との対決が楽しみです。・ 福山競馬場で行なわれた「ローズカップ」(Ａ３)は、佐賀から転入以来連勝を続けているシュメイヒーロー（昨年の九州交流３歳重賞を２つとも優勝）が２着に４馬身差をつけて逃げ切り、連勝を４に伸ばしました。なお、単勝式配当は１００円元返しの圧倒的人気でありました。 ・ ４連勝と言えば、同じく福山の第５競走・３歳条件戦は、デビュー以来圧勝続きのビッグワンサンセイ（モナクマリンの弟）が２着に２秒２（約１１馬身）の大差をつけて勝ち、４戦無敗としました。それにしても、ビッグワンサンセイは今回がデビュー以来最大着差での勝利となったのですが、レースを重ねるごとにだんだん２着との差が開いていっているのは、驚異だと思いますね。１８００ｍまでなら日本最強、という噂もある兄・モナクマリンにどこまで迫れるか、先が楽しみです。 ５月２７日・ 福山競馬場では、全国から自慢の優駿たちが集まり「全日本タマツバキ記念アラブ大賞典」が行われました。他地区６頭、地元４頭、都合１０頭フルゲート、１８００ｍ競走で、兵庫のワシュウジョージが人気になりましたが、レースを制したのは上山のペルターブレーブ、直線外から豪快に追い込み、鞍上の冨樫騎手のガッツポーズと共にゴールインしました。２着は地元パッピーケイオーが逃げ粘り。３着は接戦で笠松のホーエチャンピオン、わずかに及ばず地元のヨシユキトップ４着、人気のワシュウジョージは少し遅れて５着に終わりました。なお、詳しくは後日「レースレポート」でお伝えします。・ 金沢競馬場で行なわれた「エメラルド特別」(Ａ級)は、黒百合賞で敗れたイセイチフブキが復活Ｖ。ベストイチに３馬身差をつけて逃げ切り快勝しました。また、元高崎のカズタカショウグンが３着に入線しています。全国の強豪の中でも屈指の先行力を持つイセイチフブキ、６月のセイユウ記念でもその快速ぶりを発揮してくれるのでしょうか。 ・ 益田競馬場で行われた「黒松特別」(Ａ級)は、グリーンマスクが逃げ切り勝ち。イッテンヨカイチは番手に付けたものの差すことができず２着、ニホンカイマリノは後方から追い込みましたが届かずの３着でした。この３頭にサチエノグロリーを加えた４頭が、夏の日本海特別へ向けての戦いの中心となりそうです。 ５月２８日・ 名古屋競馬場で行われた「メイオープン」(Ａ級１組)は、このところ不振だったブレーンワークが、春の重賞戦線で好走していたドリームボールに１馬身差をつけて勝ちました。これが復活のカギとなれば良いのですが。また、名古屋杯当日の「立夏特別」を圧勝するなど、条件級で活躍していたグロリアスメロディがようやく１組の競走に出走しましたが、残念ながら及ばずの４着。また中津から転入してきたトライバルプリンス（今年のガーネット特別４着、荒尾で重賞勝ちがある）は５着と、転入緒戦と東海地区の層を考えると健闘といえる結果でした。・ 「最後の聖地」こと福山でも、２歳戦がスタートしました。今日は新馬戦が２鞍行なわれましたが、今年最初の２歳新馬戦となった第１レースを制したのは、かつて福山ダービーなど重賞２勝を挙げた名牝・ピアドタイトルの仔、ピアドティジェイ（父：トライバルセンプー）でした。２着には４馬身差、８００ｍを４９秒９のタイムで逃げ切りました。おそらく全国でもトップレベルの新馬が入厩してくるであろう福山、これからの新馬戦が楽しみですね。 ・ 福山からもう一つ。昨日の大賞典に出られたかったＡ級馬を集めた一戦「初夏特別」(Ａ１Ａ２)が最終レースに行なわれ､逃げたセブンアトムをアローパッションが差し切り、勝っています。昨日といい、差し決着が多い気がする福山競馬です。 ５月２９日・ 上山競馬場で行われた「ふたご座特別」(Ａ級)は、今シーズン開幕後２連勝と絶好調のマルハチフレンドが、２着に２馬身差をつけて快勝、３連勝としました。上山と言えば、ペルターブレーブが先日全国交流を優勝しましたが、この「日本一」となったペルター相手にマルハチフレンドは一矢報いる事ができるのか、再度の対戦が待ち遠しいですね。なお、２着はヘリオス特別でホマレエリート(来月６日の園田・楠賞代表となった３歳馬)の２着で、Ａ２戦で好走していたスズヒロフレンドが入線しています。５月３０日・ 園田競馬場では、今年最初の２歳初出走戦が行なわれました。第１、第２競走で、共に８２０ｍで争われましたが、第１競走の初出走戦を制したのは、サンキュウホマレ（父：ナタリージョージ）で、２着に５馬身の差をつけて、５１秒２のタイムでの圧勝でした。昨年、一昨年と、とんでもない２歳が登場した兵庫ですが、今年は果たしてどうなりますでしょうか。先月分の記事を見る過去記事一覧へ |