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３／２８ ・ 姫路競馬場では、兵庫三冠の一冠目・フクパーク記念のトライアル「クリスタル賞」が行われました。ここに、８戦全勝の兵庫の怪物。昨年度ＮＡＲアラブ系３歳最優秀馬のクールテツオーが登場。園田３才優駿で２着だったソレユケイチマツがオープン３連勝の勢いをもってクールテツオーに挑みましたが、あえなく撃沈。ソレユケイチマツ、２着は確保したものの、勝ったクールテツオーは６馬身先にいました。という訳で、クールテツオーの強さはとどまる所を知らず、フクパーク記念に向けて磐石の体勢。１０連勝での一冠目制覇は濃厚、かと思われます。 ・ 名古屋競馬場で行われたＡ級４組のレースは、今年上山から転入してきたローテーション（名古屋・笠松で重賞４勝、でも脇役）の弟、セトノランボーが人気に応えて快勝、これで上山から転入後６連勝としました。上山ではさほど目立つ成績を挙げていた訳ではないのですが、これってメダリストヒザワと同じパターンですか？(笑)。ともかく、４組まで無傷の連勝（名古屋では）とはなかなかの馬。楽しみな存在です。 ３／２７ ・ 姫路競馬場で行なわれた「大中遺跡特別」(Ｓ１)は、トライバルサンダー(５６キロ)がアドミラル(５２キロ)に、１馬身差をつけて快勝しました。前走はハッコーディオスに敗れてしまったトライバルサンダーですが、ハッコーディオスもサンバコールも、もちろんワシュウジョージもいないここは、順当勝ちでありました。そういえば、このレースの出走馬、１頭除いて全部、前走はサンバコールかハッコーディオスにやられてますねぇ。 ・ 佐賀競馬場で行なわれた３歳の特別「くすのき賞」に、九州産限定重賞「弥生賞」の１，２着馬が揃って出走。優勝馬ドーンライトは８着、２着馬ユメノクンショウは７着と、弥生賞のレベルの低さを証明する結果となってしまいました。ちなみに勝ったのは、アレッポオー産駒のエムエストップ、久々の勝ち鞍で通算の３勝目となりました。こつこつがんばってます。 ３／２６ ・ 名古屋競馬場で行なわれた「弥生オープン」(Ａ級１組)は、今年に入ってオープンで２着が２回続いていたラディガブライトが好位から抜け出して快勝しました。もっとも、今日のメンバーはラディガブライト以外は皆イマイチさんばかり。順当な勝利ともいえます。おっと、１頭イマイチとは言えない馬がいました。前走復帰緒戦を５着と破れたエムエスダイキチ（帝冠賞、シルバー争覇とか勝ってます）は、今回も奮わず７着と敗れました。長期休養からの立て直しは、なかなか難しいようです。 ３／２５ ・ 益田競馬場で行われた「黒松特別」(Ａ級)は、ここ２走冴えないレースが続いていたニホンカイマリノが大差勝ちをおさめました。２着には、前走岩手からの移籍緒戦を勝利したグリーンマスク。３着にはハナ差で西日本アラブ大賞典４着のサチエノグロリーが入りました。ニホンカイマリノは正月の日本海特別を制して以来の勝ち鞍となりました。 ３／２１ ・ 姫路競馬場では、福山との３歳補助馬交流「福姫交流」(指定特別)が行なわれました。補助馬限定ではあるものの、兵庫、福山双方から３歳上位クラス（あくまで、”クラス”ですからね(笑））の馬が参戦、なかなか面白そうなメンバー構成となりました。レースは、最後の直線で福山のフジナミスペシャルと兵庫のボールドヒリュウの一騎打ちとなり、たたき合いの末、ボールドヒリュウがフジナミスペシャルをクビ差差し切って勝ちました。フジナミスペシャルの後ろはちょっと開いて、福山のユノワンサイドが３着、５戦全勝で今回最も期待された兵庫のホクセツジョージは４着と敗れました。なお、このレースは見てきましたので、後日「レースレポート」でお伝えします。 ４月１日 ・ 高知競馬場では、古馬の重賞「開設記念・南国桜花賞」が行われました。優勝は、ここのところオープンで堅実に入着を続け、前走は勝ちを挙げていたサウンドマスター。人気に応えて、見事初重賞制覇を成し遂げました。２着にはスマノガッサン、この馬も堅実な馬ですね。それから３着に高知名物・追い込みの古豪、デルタフォースが入線しています。昨年同様、惜しいレースだったようです。一方、前走休養明けを叩いてここに出走したパワーレイク（福山の瀬戸内賞の他、地元高知では重賞３勝。強いんです）は、前走比２４キロ減という強烈なダイエットの反動からか９着惨敗。体重そのものは平時の体重なんですけどね・・・ ４月２日 at 2001 04/02 19:29 編集 ・ 高知競馬場では３歳の特別戦「卯月特別」が行なわれ、マンペイ記念ＴＲを勝ったチュウオーパールがここも勝利。２連勝としました。人気を集めたのは、道営デビューのハナサキボタンで、高知では５戦４勝と好走を続けていたのですが、今回は５着と敗れてしまいました。また、マンペイ記念ＴＲは２着同着だったデンセツノオトコは４着、チュウオーブラックは３着となっています。 ・ 高知３歳と言えば、トップを走るのはプレシャスボーイ。今日の高知５レース、Ｃ級戦に登場しました。結果は６歳馬のトップチリフルに３馬身離されての２着。またＣ級で負けているじゃないか、と落胆するのは早計。実はこのトップチリフルの前走はＡ級戦で４着。ずっとＡ級で走ってきたお馬なのです。相手が相手だけに、まあがんばったと言えるのではないでしょうか。（とは言うものの、頭差３着のお馬はＣ２で２着が最高の４歳馬だったり・・・強いのか大した事ないのか・・・） ４月３日 at 2001 04/03 18:51 編集 ・ 笠松競馬場、今日のメインは「吉野桜特別」(Ａ級３組)。４月１日からクラス表記が変わってしまった笠松ですが、推測するに以前のＢ１特別に該当しそうな感じです。で、ここに前走Ｂ２特別を勝った、３歳のツルギベンサーが登場。同世代だけでなく、年上相手にも勝ちをおさめ続けている同馬ですが、今回も人気に応えて快勝。２着のオオクラフレンド（牡６)に１馬身半差をつけて通算の８勝目をマークしました。着差はさほどではなかったのですが、実況を聞く限りでは余裕十分の手ごたえ、着差以上の強い内容だったようです。この時期でＢ１特別を完勝するとは・・・かなりの大物ですね。ただ、ずっと逃げ切り勝ちなのが気になるところですが・・・ ４月６日 at 2001 04/06 21:18 編集 ・ 笠松競馬場では、古馬の重賞「アラブチャンピオン賞」が行なわれました。共に「アラブギフ大賞典」優勝馬である、ブレーンワーク(今年)、イケノエメラルド(昨年)、この２頭が愛知から出走、迎え撃つ地元笠松勢は、前走の安藤勝己騎手に乗り替わって勝ちを挙げたクラボクモン、オープンの常連マルカシード、イワノヒットキング等々。現在の東海地区はレベル的に愛知勢が優勢だけに、地元馬が苦戦するかと思われたのですが、結果は愛知の２頭は掲示板に載れず敗退。優勝は、長い間重賞が取れそうで取れなかったクラボクモンでした。２着に４馬身差をつける圧勝で、２着争いは接戦の末マルカシードがハナ差で２着を確保しました。なお、このレースは見てきましたので、後日、本館の「レースレポート」で詳しくお伝えします。 ・ 園田競馬場で行われた「フォレストステーション波賀特別」(Ｓ１)は、重賞並みの豪華メンバー。特に、現在３連勝中と、かつての勢いを取り戻したハッコーディオス、同じくサンバコール、そして佐賀の西日本アラブ大賞典を優勝したワシュウジョージ、この３頭の戦いぶりが気になるところでしたが、レースはハッコーディオスがワシュウジョージの追撃を振り切り１着。１馬身３／４差、ワシュウジョージ及ばず２着で、以下タカライデン、サンバコールと続きました。特に斤量による差というものが無かった今回のレースで、ワシュウジョージを抑えて勝ったハッコーディオス、兵庫大賞典はハッコーディオスを巡っての戦いになりそうな気配です。にしても、強いですね。 ４月７日 at 2001 04/07 19:10 編集 ・ 今日から今年度の開催が始まった金沢競馬。今日のメインは「エメラルド特別」(Ａ級)でした。やはり新年度も主役はこの馬、というべきか、イセイチフブキが人気に応え、アサカタイショウに２馬身差をつけて逃げ切り快勝しました。３着はツルギネオン、４着はやや離れて昨年の３歳チャンピオン・トライバルリーフ、５着に元上山のビソウウエスタン、今回も末脚は不発でした。４着とは６馬身差と離されています。６着には冬の間、名古屋へ出稼ぎに行っていたブルーホークが入っています。なお、このレースには高崎から移籍してきたカズタカショウグンも参戦、２番人気に支持されたものの７着に敗れています。 ・ 金沢からもう一つ。準メインのＢ級戦に、昨年のアラブ３歳優駿以来、ずっと２着続きのチョウヨープリンスが登場。今日デビューの新人騎手・藤田弘治騎手を背に、積極的な競馬をしたのですが、最後頭差、６歳馬ユキノアローに差されてしまいました。これで５走連続２着。ところで、このユキノアロー、父：アーリーフット、母の父：アローインペリアル・・・私、あまり血統は詳しくないんですが、これって結構レアなのでは・・・ ・ 益田競馬場で行われたＡ級戦は、西日本アラブ大賞典(佐賀)４着のサチエノグロリーと、福山から戻ってきたイッテンヨカイチ（昨年の３歳ではノアに次ぐ存在）が対決。サチエノグロリーは好位から早め先頭、イッテンヨカイチはこれをマークしていましたが捕えられず、結局サチエノグロリーがイッテンヨカイチに１馬身半差をつけて勝ちました。なお、２着と３着の間は５馬身開き、今日のメンバーでこの２頭の実力が抜けていた事がわかります。 ・ 福山からまずは１つ目。今日の第３レースＣ２戦は、９９年中津のアラブ優駿を勝ったティンバーウルフが、中津からの移籍緒戦を勝っています。昨年の６月に競走を中止して以来の久々の競馬で今日は１５キロ増でしたが、よくやったと思います。で、２着にはマルシンヴィラーゴ（狂気の名牝、とでもいいましょうか）の仔、マルサンヴィラーゴが入りました。名前的に、結構イケてると思うのですが、こちらも昨年の１０月以来の久々、２３キロ増での出走で、このレースは大幅増の馬同士で決着したことになります。 ・ 福山の第９競走Ｃ２戦は、元・益田、昨年夏の日本海特別優勝馬、ノアが、２着に４馬身差をつけて快勝しました。ようやく人気に応えることができたようです。なお、姫路の福姫交流３着だった３歳馬・ユノワンサイドも出走していましたが、ここでも３着でした。 ・ 福山のメイン「広島県馬主会会長賞」(Ｂ１)は、昨年の九州競馬３歳チャンピオン（と、呼んでも差し支えないですよね？別に強い馬は１頭いましたけど。）シュメイヒーローが、移籍緒戦の前走に続いて今回も勝利、これで２連勝としました。２着のベアーズキャロルとはクビ差でしたが、このベアーズキャロルもＢ２とは言え２連勝してここに挑んできた好調馬だけに、そう悲観したものでもないでしょう。 ４月８日 at 2001 04/08 18:16 編集 ・ 今年度の開催が始まった新潟競馬場では、「陽春特別」(Ａ１)が行なわれました。昨年最後を締めくくる重賞「銀嶺賞」を制したハネダエンペラーに加え、ラブリーハート、ストロングゲイルといったオープン上位勢が顔を揃えたのですが、オフ明けという事もあってか、この３頭いずれもが２０キロ台の馬体重減での出走。他の馬も軒並み大幅な体重減で、びっくりしたのですが、そんな事はお構いなしに、ストロングゲイルがラブリーハートを２馬身半下して、今期最初のＡ１戦を制しました。ハネダエンペラーは４着、３着とは９馬身差でした。ストロングゲイルは昨年の復帰以来、好走は続けているのですが、重賞は惜しいところで逃しています。４歳以来の重賞制覇、今年は何とか成し遂げてほしいところです。なお、今年の新潟県競馬、アラブ重賞は古馬が２レースとなっています。 ・ 金沢競馬場ではＡ級２組の重賞（条件級重賞）「菊桜特別中日スポーツ賞」が行なわれました。上位４頭までが全て４歳馬で占められ、勝ったのは、昨年末の条件級重賞「アラブウインターカップ」を勝っていたサンエスジュニアが、エステイヒーローに３馬身差をつけて快勝しています。１番人気は昨年の福山・全日本アラブＧＰに出走したハヤテサンダーでしたが、こちらは３着でした。また、今回笠松からの移籍緒戦だったキタノチャンピオンが４着入線していますが、この馬、前走のＢ２特別でツルギベンサーに完敗しているんです。今日のキタノチャンピオンの成績からすると、ツルギベンサーの実力がかなりのレベル、と思えるのですが・・・。 ・ 益田競馬場で行われたＡ級戦に、３月２５日の前走、黒松特別を大差勝ちして復活した、正月の日本海特別優勝馬、ニホンカイマリノが登場。この黒松特別で２着だった、元岩手のグリーンマスクも再度マリノに挑戦。今回はグリーンマスクがかなり抵抗したようで、ニホンカイマリノは何とか勝ったものの、グリーンマスクとはハナ差の接戦でした。 ・ 福山競馬場で行われたＣ２戦にゴージャパンが登場。３歳では、フジナミスペシャルを負かせる可能性をもったただ１頭の馬（カムロギシンワは移籍した、との情報があります）なのですが、前走は７着惨敗。今回はどうなる事かと思いましたが、５歳馬トビシマノウミとの競り合いを制して、クビ差だったもの今回はきっちりと勝利。なお、トビシマノウミと３着馬との間は９馬身開きました。２頭のマッチレースのような感じだったのでしょうか。 ・ 佐賀競馬場で行われた「玄海灘特別」(Ａ１〜Ａ２）は、早め先頭に立ったビソウミラクルをトチノグレイスが差しきって勝ちました。１、２着馬共に、昨年は九州交流重賞を勝っており、実績馬がそのまま実力を出し切れたレース、と見て良いのではないでしょうか。 ４月９日 at 2001 04/09 21:25 編集 ・ 金沢競馬場で行われた「ルビー特別」(Ａ級条件クラス）に、９戦全勝の３歳牝馬・ダイリンフラワが今期初登場。しかし、とうとう土がついてしまいました。早め捲ったダイリンフラワを、直線で５歳のベストイチが差しきって１着、ダイリンフラワは４馬身離されての２着でした。ベストイチは今日が兵庫からの移籍緒戦。兵庫時代はＡ３特別でそこそこの成績だったようです。ダイリンフラワは、今日はオフ明けで力が出し切れなかったのかもしれませんが、何にせよ１０連勝が達成できなかったのは残念です。 ４月１２日 at 2001 04/12 19:00 編集 ・ 名古屋競馬場で行われた「うしかい座特別」（Ａ級条件クラス）は、昨年のアラブカップ優勝馬・アーサーモバイルが人気に応え、久々の勝利を挙げました。この馬、アラブカップ（昨年５月）以来勝ち鞍がないんじゃないか、と思っていたんですが、実は８月にＡ級３組のレースを勝っていました。しかしそれ以後、散々な成績が続いていましたので今回の勝利には「おめでとう」と言いたいかな、と個人的に思います。ちなみに前走は２着だったので、復活の兆しはあったのですが。ただ、クラスが上がると、また頭打ちの不安が・・・ ４月１３日 at 2001 04/13 19:15 編集 ・ 名古屋競馬場で行われたＡ級８組のレースは、３歳のエムエスファントムが人気に応えて勝利しました。オグリオー記念では笠松のツルギベンサーに完敗の２着だったエムエスファントムですが、それでも未だ３着以下なしで、愛知３歳の中ではおそらくトップだろうと思われる実力馬。前走のＡ級１０組も２着ですが、これは相手が悪かっただけで（詳しくは１月３０日の記事をご覧下さい）今日のメンツなら、と思ったのですが、２着とは半馬身差。勝ち方にもよりますが、ちょっと物足りない内容です。 ４月１４日 at 2001 04/14 23:07 編集 ・ 荒尾競馬場で行われた「菊池川カップ」(Ａ２〜Ａ３）は、シルバーハヤカゼ（昨年、兵庫アラブクイーンカップに荒尾代表として出走）が、前走のＢ級戦に続いて連勝、２着に５馬身差をつけての逃げ切りでした。３着には元岩手のモデルが入線しています。この分だともうすぐＡ１へ復帰しそうですが、何とか勢いを維持してほしいと思っています。 ・ 益田競馬場で行われた第６レースのＢ級戦は、元・笠松のホーエイボス（１昨年のジュニアグローリ優勝）が、益田移籍３戦目にして当地初勝利を飾りました。笠松での最後のレースとなったＣ２特別の勝ち馬クラボクモンが先日久々の勝利を重賞で成し遂げましたが、条件が全く違うとは言え、ホーエイボスも見事久々の勝利。ホーエイボスにも、新天地での飛躍を期待したいところです。（もっとも、２着とは半馬身差ですし、あんまり期待をかけるのもどうか、とも思いますが^^；） ４月１５日 at 2001 04/15 20:05 編集 ・ 上山競馬場では「おひつじ座特別」(Ａ２)が行なわれました。ここに、昨年の「若竹賞」勝ち馬にして、上山３歳最強と目される８戦７勝のホマレエリートが登場。惜しくも勝ちは逃したものの、１着とは０．１秒差の３着に入線しました。ホマレエリートにとってはこれが２度目の３着となりますが、シーズン開始早々いきなりの古馬Ａ２との対戦で僅差の３着に粘った事は、むしろ賞賛に値すると思います。未だ複勝率は１００％を維持。楠賞に出走すれば怖い存在になるのではないでしょうか。ちなみにこのレースを勝ったのは４歳のスズヒロフレンドで、昨年の奥の細道大賞典６着という実績があります。 ・ 益田競馬場で行われた第４競走のＣ級戦は、３歳牝馬のユタカガールが２着に３馬身差をつけて逃げ切り、これで５連勝としました。１月の万葉特別はしんがり負けを喫しましたが（この時の勝ち馬はデラウェアー、現在益田３歳のトップである馬です）、それ以後はＤ級、Ｃ級戦で連勝を重ねています。デラウェアーとの再戦が楽しみですね。ちなみに２着は同着となり、３歳のキャンティーレディと４歳のニホンカイノア（日本海特別優勝馬・・・ではありません(笑)。ハロン３月号のパネル提供コーナーをご覧あれ）が２着を分け合いました。 ・ 福山競馬場では古馬の重賞「福山桜花賞」が行なわれました。ローゼンホーマ記念を制したホマレスターライツ、昨年の優勝馬パッピーケイオー、そして年始の大賞典を制したミスターカミサマ、３頭の戦いが見所でしたが、２２５０ｍの桜花賞、ミスターカミサマに軍配があがりました。鞍上が藤本騎手に久々に戻ったパッピーケイオーは惜しくも２着。ホマレスターライツは４着でした。やはり距離が伸びるとカミサマは強いと思います。 ・ 佐賀競馬場で行われた第４競走のＢ２戦に、佐賀で３連勝、それ以前の益田から数えると５連勝中の３歳馬、アイアンチャーチが出走。さらに連勝を伸ばしてくれるのかと期待していたのですが、逃げたフナツコンコルド(４歳)を捕らえる事ができず、頭差で２着。連勝は５でストップしました。勝ったフナツコンコルドは前走に続いての連勝。負けたとは言え頭差ですし、アイアンチャーチが佐賀３歳勢の中で屈指の実力の持ち主なのは疑うべくもないでしょう。 ・ 荒尾競馬場では「有明賞」(Ａ１〜Ａ２)が行なわれました。このレースには、益田から移籍してきたモナクホクト（２月、中津のガーネット特別２着）、兵庫から移籍してきたオカノテイセン（３月のオープンでサンバコールの２着）が出走しましたが、それぞれ３着、４着に入線。勝ったのは、逃げたオスズリキオーの番手から抜け出した元福山のピアドハンターでした。ピアドハンターは福山Ａ２からの移籍で、荒尾２戦目にして当地初勝利となりました。かつて福山で重賞３勝を挙げたピアドハンターですが最近は精彩を欠いていただけに、この勝利が流れを変える、そのきっかけとなればよいのですが・・・。 ４月１７日 at 2001 04/17 19:12 編集 ・ 上山競馬場では「おひつじ座特別」(Ａ１)が行なわれました。上山のシーズンを締めくくる「奥の細道大賞典」の２着馬、マルハチフレンドが抜けた人気となりましたが、一方で新潟のシーズンを締めくくる「銀嶺賞」の２着馬・リーダーマックも登場。「２着馬対決」かと期待したのですが・・・残念ながらリーダーマックは競走を中止。マルハチフレンドが人気に応えて、カミノマルーエース（奥の細道大賞典３着）に半馬身差をつけて快勝しました。結局、奥の細道大賞典の実績上位馬（優勝したペルターブレーブは出走してません）で占められた結果となりました。なお、大賞典ではしんがり負け、それまでも不振が続いていたタービュレンスが３着に入線しており、復活の兆しか？とも思われます。それにしても、リーダーマック、大事無ければよいのですが。 ４月１８日・名古屋より速報 at 2001 04/18 16:25 編集 ・ 名古屋競馬場では古馬の重賞「クリスタルカップ」が行われ、クラボクモンがアラブチャンピオン賞に続いての重賞連覇を成し遂げました。スタートで遅れる不利があったものの、３コーナーでひと捲り。逃げたマルカシードが食い下がったものの、クラボクモン余裕の勝利でした。それほど差は開きませんでしたがゴール前では鞍上の安藤勝己騎手がチラリと後ろを振り返ってました。 なお、詳しくは後日「レースレポート」でお伝えします。 ４月１８日・その他のニュース at 2001 04/18 21:35 編集 ・ 園田競馬場では３歳三冠の第一関門「フクパーク記念」が行われました。９戦全勝、今年の兵庫３歳では抜けた存在であるクールテツオーが期待を裏切ることなく、９馬身の圧勝で、１０連勝での一冠目制覇を見事にキメました。２着にはトライアル２着のソレユケイチマツ、３着には福姫交流を勝ったボールドヒリュウが入線しました。今日の勝利で兵庫３歳には敵がいない事を証明したクールテツオー、３歳日本一の座も目前のように思えます。 ・ 同じく園田競馬場では、Ｓ１クラスの特別戦も行なわれました。ここに昨年の兵庫大賞典を制した牝馬・トライバルサンダーが登場。シルクスピードに半馬身差をつけて、きっちりと勝っています。兵庫大賞典の連覇がかかっているトライバルサンダー、本番では強い馬もいますが、がんばってほしいものです。 ４月２１日 at 2001 04/21 19:00 編集 ・ 益田３歳のトップ、デラウェアーの連勝がとうとうストップしました。本日益田競馬場で行なわれたＢ級戦に出走したデラウェアーでしたが、２コーナーで早々に先頭に立ったものの、前走で下している５歳牝馬テットスイセーに最後、頭差交わされて２着。次回の巻き返しに期待です。 ・ 金沢競馬場で行われたＢ級戦は、金沢３歳のナンバーツー（だと思う）・チョウヨープリンスが久々の勝利を挙げました。ずっと２着が続いていたチョウヨープリンスでしたが、今日は道中先頭に立ちつづけ、４角ではさらに後続を突き放し、結局４馬身差をつけての逃げ切りでした。ちなみに、４着に入ったのは、昨年１２月にダイリンフラワが下している４歳馬・テルでした。 ４月２２日 at 2001 04/22 19:31 編集 ・ 金沢競馬場では「エメラルド特別」(Ａ級)が行なわれました。条件級重賞二連勝でここへのぞんだサンエスジュニアが人気を集め、高崎から移籍２戦目のカズタカショウグン、前走ダイリンフラワに土をつけたベストイチなども出走しました。レースはサンエスジュニアが前走同様逃げましたが、道中後方を進んで徐々に上昇したベストイチが直線で前を捕らえて１着。サンエスジュニアは１馬身半差の２着で、カズタカショウグンはサンエスジュニアの番手を進んだまま交わす事ができずに３着でした。４角では先頭２番手が抜け出していたようで、ベストイチただ一頭が前に追いつけたようです。さすがダイリンフラワに土をつけただけの馬です。一方、カズタカショウグンは前走７着惨敗から考えると、金沢の水に慣れて来たと見るべきでしょうね。 ・ 益田競馬場で行われた「黒松特別」(Ａ級)は、ニホンカイマリノが勝ち、これで３連勝としました。サチエノグロリーが２着。イッテンヨカイチが３着、このところニホンカイマリノと激しい戦いを繰り広げていたグリーンマスクは４着でした。冬の間少し不振だったニホンカイマリノでしたが、絶好調ですね。 ・ 高知競馬場で行われたＤ級戦３鞍で、３歳の有力馬がそれぞれ勝ちを挙げました。３レースのＤ級４組戦では、マンペイ記念トライアルを勝ち、現在２連勝中のチュウオーパールが、４レースのＤ級３組戦では元道営のハナサキボタンが、そして５レースのＤ級２組戦では３歳トップのプレシャスボーイが、それぞれ勝ちました。特にプレシャスボーイは好位追走から満を持して抜け出しての完勝。強い競馬をしました。 ・ 同じく高知競馬場から。今日のメイン「春の大祭特別」(Ａ級)は、南国桜花賞２着だったスマノガッサンが南国桜花賞優勝馬・サウンドマスターを破りました。スマノガッサンは、サウンドマスターに３走ぶりに勝利した事になります。サウンドマスターは３着、また名物追い込み馬・デルタフォースは今回全く伸びず、８着と惨敗しています。 ４月２３日 at 2001 04/23 18:56 編集 ・ 金沢競馬場で行われた「ルビー特別」(Ａ級条件クラス)に、３歳のダイリンフラワが登場。前走初めて２着に敗れてしまった同馬ですが、今回は２着に３馬身差をつけて快勝しました。前走の２着が返す返す残念ではありますが、気を取り直して、また連勝を続けてほしいものです。もっとも、次回はＡの２組でしょうから、多少なりとも苦戦するかもしれませんが・・・ ４月２４日 at 2001 04/24 21:26 編集 ・ 道営開催が始まった札幌競馬場では、「福寿草特別」(Ａ３以下)が行なわれました。昨年イケノエメラルドと熱戦を繰り広げたコバツーペガサス、マサルテンボシらが出走。１８キロの大幅体重増にも関わらず、コバツーペガサスがヤタノテスコに１馬身差をつけて勝ちました。マサルテンボシは１番人気でしたが６着と敗れました。また栃木サラＣ級で走っていたホーエイギャルが３着と健闘しています。 ４月２５日 at 2001 04/25 19:33 編集 ・ 札幌競馬場では、今年最初の２歳新馬戦が行なわれました。今年最初の２歳勝ち馬は、１番人気に支持されたビソウサウス産駒・エフラレスで、２着のヤタノルーキーに１馬身半差をつけての快勝でした。なお、タイムは１０００ｍ、１分４秒３でありました。 ・ 笠松競馬場で行われた準重賞「花吹雪争覇」に、道営から転入してきたホーエチャンピオンが登場。他馬に比べ４キロ以上も重い、５７キロを背負っての初出走でしたが、そんな事ものともせず、イワノヒットキングに３馬身差をつけて完勝しました。これからの活躍が楽しみです。 ４月２８日 at 2001 04/28 19:40 編集 ・ 益田競馬場で行われたＡ級戦に、サチエノグロリーが登場。他は二線級の面々だっただけに、ここは２着に１馬身半差をつけての快勝でした。今回の鞍上は、本日デビューの佐藤智久騎手。本来は中津所属となるはずだったのですが、現在中津競馬場は休催中のために益田で走る事になった・・・のだと思います。（公式に、なぜ益田で走る事になったのかの発表がありませんので、あくまで推測ですが）ちなみにこのレースがうれしい初勝利、これからもがんばって勝ち鞍を重ねていってほしいと思います。 ・ 荒尾競馬場では３歳の特別戦「らくのうマザーズ特別」が行なわれました。北海道産馬特別を制したシビノマルスと九州産馬特別を制したタツミカドが人気を分け合いましたが、なんとシビノマルスはいきなり競走中止。タツミカドが逃げましたが、直線で捕まり離されての４着に終わりました。ゴール前は３頭接戦となりましたが、前走特別を勝っている３番人気のキヨノスピードが混戦を制しました。また、３連勝中だった、当地の重賞勝ち馬を母に持つハクコウローズオーは大きく離されての６着に終わっています。大波乱だな、と思ったのですが、配当はさほど荒れていないようです。人気馬が抜けている、という訳ではないですしね。 ４月２９日 at 2001 04/29 19:49 編集 ・ 上山競馬場で行われた「おうし座特別」(Ａ１)に、ペルターブレーブが荒尾の全日本セイユウ賞３着以来久々に出走。圧倒的人気に応え、カミノマルーエースに１馬身半差をつけて快勝しました。タービュレンスは前走に続いて３着。１着から３着までは人気順に入線し、順当な結果となりました。ペルターブレーブ、今年度も活躍に期待です。 ・ 益田競馬場で行われたＡ級戦にイッテンヨカイチが出走。５馬身差の圧勝でした。グリーンマスクは３着で、最近調子が下降線のように見受けられます。なお、イッテンヨカイチは、これが益田に帰ってきてからの初勝利でした。 ４月３０日 at 2001 04/30 19:11 編集 ・ 上山競馬場で行われた「ヘリオス特別」は３歳と４歳の混合戦。ここに３歳トップのホマレエリートが出走しました。前走のＡ２戦は接戦の末３着に終わったホマレエリートでしたが、今回は直線で先頭に立つと、後ろから迫る前走「おひつじ座特別」の勝ち馬・スズヒロフレンド(４歳)の猛追を振り切り、同馬に１馬身差をつけて勝ちました。なお、３歳と４歳混合のこのレース、勝ったのは３歳のホマレエリートでしたが、２着から５着までは４歳馬が占め、６着に３歳のホマレトウカクが入線しているところからも、ホマレエリートが当地３歳ではいかに傑出した存在であるかがわかると思います。楠賞に向けて、楽しみな１頭ですね。 ・ 笠松競馬場で行なわれたＡ級５組の特別は、３歳のサクセスフレンドが逃げ切り、これで５連勝としました。２着との差は５馬身で圧勝ではないでしょうか。ツルギベンサーと同じ逃げ馬だけに、ダービーに出走すれば面白い展開になりそうな予感ですが・・・案外、去年のシンセイボサツを同じく裏番組回りになるかもしれません。個人的に、「次井＝ナイスフレンド産駒」でシンセイボサツを思い出さずにはいられないのですが、彼は無敗でしたからねぇ。 ・ 福山競馬場第７競走のＣ２戦は、中津で重賞を勝っているティンバーウルフが勝ち、移籍後２連勝としました。なんとなくうれしいです。 ・ 荒尾競馬場第６競走の３歳戦は大波乱。人気薄のダンスボーイが勝ち、同じく人気薄のヤシロガールが２着に入った結果、馬番連複で１０１６１０円の十万馬券が飛び出しました。なお、勝ったダンスボーイですが元道営の馬で、移籍直前に未勝利戦を勝っていますが、荒尾移籍後は３戦して連対は果たせずという状態でした。やっぱり道営出身馬は怖いです。（それは迷信だ、って言われた事がありましたが、こういうのを目にすると、ついつい・・・） 先月分の記事を見る過去記事一覧へ |