| （↓続き） 先頭は案の定というべきか、ブラウンダンディであった。ブレーンワークとアズマダイドウが懸命に追いこんではいたが、アラブチャンピオン賞同様にブラウンダンディには余裕があった。ブレーンワークを２馬身突き放し、ブラウンダンディがゴールイン。イケノエメラルドは４着で入線。私はガクっと崩れていた。  （ゴール直前。それにしてもヘタクソな写真。原版はもっとひどい） ブラウンダンディの勝ちタイムは２分３秒７。シナノリンボーの２分１秒５には到底及ばないものの、昨年のマルタカフレンズの時計を１秒近くも上回る好時計。タイム的にも優秀である。これでブラウンダンディは完全に東海地区の「主役」となった。それにしても、年間で古馬の出られるＳＰT全てを勝ってしまった事になるブラウンダンディ（正月の名古屋杯とアラブギフ大賞典は日程的に連覇は無理）、考えてみれば凄いことを成し遂げたとも言える。う〜ん、お見事。一方のイケノエメラルドは負けてしまったとはいえ「本調子でなかった」のだから、いくらでもフォローの余地はある。必ず借りは返してくれるものと信じている。ところで、今回の上位入線馬はそれなりの馬が入った。勝ったブラウンダンディは言うに及ばず、２着のブレーンワーク、３着のアズマダイドウは前哨戦のクリスタルカップ１、２着馬。実力馬がきっちり上位を占めたので（イケノエメラルドは４着だったけど）、一応納得のいく結果ではある。それだけに昨年の園田「全日本アラブクイーンカップ」の時のような悔しさは、不思議と起こらなかった。それに、負けた相手が「今の」ブラウンダンディだったら仕方が無いという思いもあった。  (ウイナーズサークルに入場してくるブラウンダンディ） ○おまけコーナー 
上の写真は表彰式での一コマ。右側の職員の方がなぜ止めに入っているのかと言うと、賞状の文を読み上げる前に賞状を渡してしまったからなのです。おっちょこちょいですね（笑）。拍手しようとしている安部騎手にも微笑ましいものがあります。  なにはともあれ、表彰式も無事（？）終了。記念撮影です。お疲れ様でした。 なお表彰式後、退場する安部騎手を捕まえてゴーグルを頂くことに成功。イケノエメラルドのファンなのに何故？というツッコミを受けそうですが、「チャンスは最大限に生かす！」が私のモットーですので（単に無節操なだけかもしれない）こういう場合は何はともあれ突撃あるのみ！であります。安部さんは「割れてるけど、いいの？」と言いながら渡してくださいましたが、とんでもない。割れているという事は、それだけレースの激しさを物語っている感じでグッドじゃないですか。見れば、ゴーグルのど真ん中に縦にまっすぐ割れ目が走っておりました。ともかく、安部さんありがとうございました。後生大切にいたします。 さて、この後に兵庫チャンピオンシップの放映があった訳ですが、名古屋杯で「自信の一点」が飛んだ私は、さらにこのレースでトドメをさされたのであります。それにしても名古屋競馬場で兵庫の重賞ファンファーレを聞くというのは何だか妙な気分でありましたが、土古に響く吉田アナの名実況には感慨深いものがありました。惜しむらくはこれがサラブレッドのレースだという事。兵庫の馬、しかもアラブを語る吉田さんの声を土古のファンに聞いてもらいたかったなあ、と思ったりするわけです。そうそう、レースそのものは良いものだったと思います。ミツアキサイレンスの怒涛の追い込みには、思わず「おお〜」と声をあげてしまいました。家へ帰ってもう一度ＶＴＲでレースを見ましたが、そこで思ったのが「確かに好レースだけど、園田でやる意味がどこにあるの？」という事でした。だって兵庫の馬は掲示板に載ることすらできなかったのですから。どうしても兵庫のサラブレッドに関しては否定的な目で見てしまう管理者です。 時間はさかのぼりますが、この日の第７レースにはＡ級２組の「立夏特別」が組まれておりました。名古屋杯に出走できなかったお馬さんの戦いといって差し支えないと思いますが、人気はクリスタルカップ３着のオダジマエースが一本かぶり。当然ですよね、他のメンバーが特別戦でそこそこの戦いをしているのに対してオダジマエースは重賞で３着ですし、しかも鞍上は吉田稔騎手。かぶらない方がおかしい。でも結果は３着。よく追い込みはしたのですが･･･。なかなかうまくはいかないものです。ちなみに勝ったのはキタイセネオン、２組３組のレースで連がらみを続けていた堅実な馬でした。  この馬がオダジマエース。 見た目がとても良かったので、この馬で堅いだろうと思っていたのですが。 |