５／２６　園田競馬場「楠賞全日本アラブ優駿」(重賞）



（楠賞１周目。先頭を行くのはナカトップアスワン（名馬の館参照））

　アラブ好きとしては、一度は「アラブ４歳日本一決定戦」を直に見ておくべきだろうと思い、混雑を覚悟で園田へと突撃。お昼に入場したときには、さほど混雑しておらずほっとしたが、さすがにレースが近づくといつもと違う混み方になってきた｡人気は三冠の１つめ、菊水賞を圧勝したワシュウジョージが集めていたが、それよりも栃木で１４連勝中の怪物ホマレスターライツが気になっていた｡ニホンカイユーノスの例もあることだし、新聞は「レベルの低い地区での結果だけに信頼できない」と書いていたが、この馬のほうが日本一に相応しいのでは？と思っていた｡ホマレスターライツは期待を裏切らなかった｡４角を回って力強く伸びてくる黒い馬体、ワシュウジョージも３歳チャンプ・ミスターオリビエも、この馬の豪脚には及ばなかった｡「栃木の怪物」が日本一になる瞬間をこの目で見ることができ、本当にうれしかったのだが･･･。この直後、戦慄の「ピカイチ事件」が発生（名馬の館「ピカイチ」参照）。場内の関心は、勝ち馬よりも倒れているピカイチに集中した｡せっかくホマレスターライツがウイニングランをしているというのに、ピカイチが気になってしょうがない。結局、ピカイチは何事もなかったかのように立ち上がり、場内からは拍手と「よかったなー」という声が飛んだ。こちらも本当にうれしかったのだが、結局ピカイチがなんで倒れたのかは未だに謎。誰かご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。

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