３／３　姫路競馬場「播磨賞」(重賞）

この後、吉田アナは早々にインタビューを切り上げてしまいます
（播磨賞・表彰式後の勝利騎手インタビューで）

　前回に引き続いての姫路である。佐賀へ遠征したケイエスヨシゼンを除く、兵庫古馬トップクラスの面々が一堂に揃った「播磨賞」。人気はエイランボーイ、次いでサンバコールで、ノースタイガー、ヤングメドウなども出ていたがレースは「２強対決」の様相を呈していた。ただ、私の中にイヤな予感がした｡この人気の図式は、まるで前年の兵庫大賞典のよう。ならば、第３の馬、ノースタイガーがもしかすると･･･と思った｡で、レースはまさにその通り。ノースタイガーがハナを切り、あれよあれよと逃げ切ってしまったのだ。直線では後続を大きくぶっち切る圧勝。鞍上の小牧毅騎手は初重賞制覇の喜びを、まずゴール前のガッツポーズで表した｡勝利騎手インタビューでは、今にも泣き出しそうな小牧毅騎手を前に「とてもインタビューができる状態ではありません」と吉田アナが早々にインタビューを切り上げてしまった｡ちなみに、表彰台へ向かって馬場を歩く小牧毅騎手に「おめでとうございます」と声をかけたら「ありがとうございます」と返事してもらえ、表彰式後には握手もしてもらえた｡傍らにいたおじさんが「ええ表彰式や」と漏らしていたが、まさにその通り。感動のシーンに出会えて、本当に満足した気分で競馬場を後にしたのだった｡

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