・ 第１競走 ２歳Ａ１ ２歳トップクラスの一戦。８月の重賞「若草賞」を制したミルフィーユマリモは早くも古馬編入。よって、このレースの大本命である「若草賞」２着馬・ホマレスターボーイが２歳戦組では筆頭という事になる。なるほど、５００キロ近い体重との事だが、相応にデカいというか立派な体をしている。体型も立派ながらスマートさがあり、素直に良い馬だと思う。ただ、２歳戦は特に何が起こるかわからない部分が大きく、とりあえずレースを見てみるしかない。また、このレースには今年デビューの初年度産駒がわずか３頭しかいないキングトライ（栃木で活躍。「全国重賞優勝馬一覧」の北関東地区を参照してください）、その産駒の中の１頭、上山３歳筆頭レビンマサの下にもあたるボールドスタントも登場。４２０キロのボールドスタントはホマレスターボーイと比べると物足りなく映るものの、コンパクトにまとまった体は悪くない。胸前や後肢の肉の付き方もなかなかのもので、将来が楽しみである。  （ボールドスタント。キングトライの数少ない産駒の１頭。） レースはボールドスタントが引っ張る展開となったが、満を持してホマレスターボーイがこれを捕え、そのままゴールイン。ボールドスタントが粘って２着。結局、このレースはホマレスターボーイの強さだけが目立ったレースと言える。着差は２馬身と僅かだが、手応えからもホマレスターボーイの楽勝は明らかだった。  （第１競走最初のスタンド前。３番のボールドスタントが引っ張ります）  （ホマレスターボーイ、楽勝のゴール。） ・ 第９競走 Ａ３ 新潟県お馬さん友の会記念うまなり君大賞典 準メインレース。プロフィール紹介によれば、協賛者はどうやらネット系競馬ファンの集まりらしい。さて、このレースの注目は１頭だけ。ペルターブレーブの妹、ペルターダンサー。でも、このペルターダンサー、全く兄に似ていない（笑）毛色も違えば、体型もぜんぜん違う。性別も違うし。Ａ３戦でそこそこ走っているようだが、どうも突き抜けられないレースが続いている様子。ところが、今回は一転。４角では気が付けば単騎先頭。後続が千切れている。で、直線では余裕で後続を押さえ込み、ゴール直前鞍上が後ろを確認するほどの楽勝だった。「ペルターブレーブの妹が勝利しました！」と実況大喜び（笑）でも、今回の勝利で兄に一歩近づいたと見るのは早計。どうも今回の勝利は後ろが伸びない中、早めに抜け出したペルターダンサーが粘りきった、つまり展開に助けられた面も否定できないからだ。事実、ハローアラブ銀杯でも追い込み勢は全滅。次も好走するようなら、ペルターダンサーの成長を認めても良いとは思うが。  （第９競走。ペルターダンサー勝利。鞍上が後ろをうかがってます。） |